元小説家志望が夏休みの読書感想文の書き方を小学生にも簡単に伝える

元・小説家志望の著者です。

僕は昔から物語の設定を考えるのが大好きで、それが高じて、一時期は本気で小説家を目指していました。

ということで今回は、そんな僕が夏休みの課題の定番、読書感想文の書き方について小学生にも分かりやすく伝えたいと思います。

また、この記事では、親御さんがお子さんに伝えるということも想定した注釈も書き加えて行きたいと思います。



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僕が他の感想文サイトを見て思ったこと

まずはじめに構成を考える……という風に書いてあるサイトを多く見かけます。

間違ってません……間違ってませんよ

ただし、それは第一歩ではありません。

範疇としては応用に入っていてもおかしくないと思います。

そこで、まずは僕が考える、読書感想文の第一歩についてお話しします。

書き出しを考える

これが真の第一歩だと思います。

たとえば、自分が好きな小説を読んで、この本の感想を書こう!と思ったとします。

このときのモチベーションが何かは人それぞれだと思いますが、それが

「早く終わらせて遊びに行きたい!」だったとしても

「この小説の面白さを人に伝えたい!」だったとしても

どちらにしても、数ある本の中からその1冊を選んだ時点で、どこかしらに好きな点、気になる点があったんだと思います。表紙がよかった、なんて人もいるでしょうし、あらすじを見て気になった、という人もいると思います。

”読書感想文を書きたいと思った時点で、ある意味一歩目は踏み出せている”

と考えていいと思います。

では、冒頭で示した、書き出しを考える……とはなんでしょうか。

それは簡単に言うと

「僕は、○○○という作品を読み、主人公の○○○のような強い人間になりたいと強く感じました。そこで、彼の魅力を皆さんにも知ってほしいと思ったので、この作品を紹介します」

といったような、冒頭の部分です。

実は、僕はこの例文の2行程度の間に、いくつものテクニックを仕込んでいます。

その解説も交えながら、まずは書き出しについて勉強したいと思います。

1,文のはじめに同じ言葉を多用しない

例えば、先ほどの文でいうと

僕は○○○という作品を読み、主人公の○○○のような強い人間になりたいと強く感じました。そこで彼の魅力を皆さんにも知ってほしいと思ったので、この作品を紹介します」

以上の赤字になっている部分です。

これを、文のはじめに同じ言葉を多様しない……という決まりを気にせずに書いてみると

「僕は、この○○○という作品を読み、この主人公の○○○のような強い人間になりたいと強く感じました。この強さを皆さんにも知ってほしいと思ったので、この作品を紹介します」

……なんか微妙ですよね。

文のはじめに同じ言葉を多用すると、稚拙な印象になってしまいます。

文章を書きなれていない人がしがちなのが

この

これ

とても

すごい

この辺りを被らせてしまうことが多いようです。

しかし、ここで覚えておいてほしいのが、文章は名詞からはじめても大丈夫、ということです。

例文だと「主人公の○○○のような~」の部分がそれにあたりますね。

保護者の方へ~

名詞からはじめても大丈夫、という部分は、おそらくお子さんが最も首をかしげる箇所だと思いますので、直接ご説明されたほうがいいかもしれません。

また、この場合の「名詞」は主に代名詞(ぼく、わたしなど)を指しています。

具体的な物語のタイトル(本のタイトル)を前置きなく、文のはじめに持ってくるのはチグハグな印象になるので、やめたほうがいいと思います。

紹介したい本のどこが気に入ったかを具体的に書く

「僕は○○○という本が面白いと思ったので、紹介します」

こういった始まり方は自分の首を絞めることになります。

これは後で少し詳しくお話ししますが、この書き出しで最も大事な要素が、この”具体的に書く”ということです。

ここで具体的に本の気に入った部分を書いておくことで、読者へのインデックス(目次)の代わりになります。

例えば、先ほどの例文のように「主人公の強さに憧れた」という理由で好きになった本なら、きっと、この後は主人公の紹介が入るんだな、と呼んでいる人の関心をひくことができるでしょう。

それにプラスして、自分が読書感想文を書いていく上で、話を連想ゲームのように膨らませていく、1つの基準になります。

この”基準”については、あとで詳しく説明します。

保護者の方へ~

ここでは、保護者の方にのみ、先に基準について説明します。

例文を使って考えてみると、まず、本題を書く上での基準は「主人公の強さ」になります。

じゃあ、なんで主人公は強くなったの?

主人公が生活する世界はどんな環境なの?

そもそも、主人公は何が強いの?

といったように、話を膨らませていくことが可能になります。

さあ、ここまで言ったら、次は本題の読書感想を書いていきましょう。

読書感想文のほとんどは、感想ではなく紹介

まず、基本的な文法上の注意だけお話しします。

・文の終わりのパターンをいくつか考える

~です。

~と思います。

~ではないでしょうか。

~ます。

~感じました。

など、先ほどの文のはじめに同じ言葉を多用しない、というテクニックと合わせて覚えてください。

・一人称は統一

「僕は~~~と思います。~~~は~~~~なので~~~~だと、俺は感じました。」

というように、一人称が何度も変わっていたら、違和感を与えてしまうので、やめましょう。

・文は短く区切る

「~~~~~~で、~~~~~~は~~~~と思い~~~~なので~~~~と強く感じて~~~~~のように~~~になりたいです」

冗長な文は、それだけで人の読む気を損ないます。

文は出来るだけ短く区切ったほうがいいでしょう。

さて、ここで漸く”紹介”の部分に入るわけですが、実はほとんどの説明を、先ほど終えています。

お父さんお母さんと一緒に見ている人は、聞いてみてもいいかもしれません。

それが、あとで話すとお約束した”基準”の話が出てきます。

基準とは?

例文でいうなら「主人公の○○○のような強い人間になりたいと強く感じました」の部分です。

この部分に具体的な気に入った点を入れておけば、本文で書く内容がおのずと見えてきます。

・主人公はどういうところが強いの?

・主人公はどうして強くなったの?

・主人公の住んでる国は?

パッと思いつくだけでも、これだけの数があります。

次に、この疑問点が解決しそうな箇所を抜き出し、その場面にたいする感想を述べます。

「主人公は師匠のもとで修行を繰り返して、精神的にも肉体的にも強くなっていきます。私も、信頼できる人を見つけ、お互いに色々なことを教えあえたらすばらしいと思いました」

このような感じですね。

基本はこの繰り返しになります。

ですが、その繰り返しの中にも

・同じ言葉や言い回しを繰り返さない。

・文を短く切る。

などの文章上の注意は忘れないようにしましょう。

最後は短くまとめる

文量の割合としては

導入:本文:まとめ

2:7:1

というような感じがいいかと思います。

最後のまとめに関しては、導入で示した「具体的な興味」に対する自分の見解を書けば大丈夫です。

例えば「私は、この本を読んで努力の大事さと、友達の必要性を改めて感じました。主人公の生き方を参考にして、友達とお互いに励ましあえたらいいと思います」

といったように、短く済ませるほうがいいでしょう。

あとは、最後に誤字脱字のチェックをし、お父さんお母さんに読んでもらえば、それで完成です。

ここまで実践することができれば、少なくとも、先生から褒められる内容の読書感想文になると思います。



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