まず、記事を書きはじめる前に、本日ご逝去された小林麻央さんに、心よりのご冥福をお祈り申し上げます。
というわけで今回は、必死の闘病、また、周りの介護もむなしく、真に残念ながらこの世を去られてしまった小林真央さんを蝕んだ乳がんの恐怖について、詳しく調べてみました。
目次
がんはとにかく、早期発見が大事!
がんは、乳がんに限った話ではありませんが、とにかく早期発見が大切です。
しかし、実際には、見つかったときには、すでにステージ4だった……という話も珍しくありません。
がんにはそれぞれ特徴があり、国民ごとの発症率なども、もちろん差があります。
これに関して、若手医師の有志が1995年に発足したNPO「21世紀の医療、医学を考える会」が運営しているwebサイト「e-クリニック」では、このような記載があります。
「がんの早期発見」の意義は「治癒可能な、早期のがんをみつけること」につきます。
検診は受けたほうがいいのは間違いないことですが・・・、肝心なことは「的を射た検診」を受けることです。ぜひ、いい施設いい医師の元で検診を受けるようにしましょう!
もちろん1回の検診結果もそれなりに意味がありますが、それよりも大切なことは、結果の推移(変化)です。そのため、いい施設いい医師の元、継続的に検診を受けられることをお勧めします。
また、検診結果について、医師が直接丁寧に説明してくれること、生活習慣のアドバイスも必ず行うことが、いい施設の条件です。
引用:e-クリニック
該当ページには、各がんの種類ごとに、どのような方法で早期発見ができるかが記載されています。
今回は、その中でも小林麻央さんを蝕んだ乳がんの早期発見方法について、抜粋して紹介します。
乳がん
乳ガンは早期から、自分でわかる唯一のガンです。
主なサインはしこりが触れることで、しこりが触れればまずガンと考えて、外科(婦人科ではない!)を受診すること。————————————–
* 1ヶ月に1回、自分で触診する(習慣をつける)
* 1年に1回、ダイナミックCT検査引用:e-クリニック
このように、乳がんは唯一、自分でわかるがんです。
自ら触診する習慣をつける……というのは簡単なことではないかもしれませんが、今回の小林真央さんの件を機に、一人でも乳がんに関心を持っていただきたいですね。
乳がんになりやすい人が存在する?関係する3つの要素とは?
ちなみに、乳がんになりやすい人、というのが存在するようです。
これは主に3つの要素があるようで
・肥満(太っているとなりやすい)
・出産経験の有無(出産しているほうがなりにくい)
・授乳経験の有無(授乳経験があるほうがなりにくい)
ただし、以上の3つはあくまで、確率が高くなる……という話ですし、肥満以外は自分ひとりでは直せるものでもないので、知識として覚えておいてください。
さて、では乳がんが見つかってしまった場合はどうしたらよいのでしょうか。
これは基本的には
・手術
・放射線治療
・化学療法
・ホルモン療法
・分子標的療法
などがあるらしいです。
こちらについての詳しい内容は、専門用語などが多くなりますので、ここでは割愛します。
しかし、これらの治療についてはステージ(進行度)によって、処方が異なりますので、前もって「こんな治療法があるんだ」程度でも覚えていただければ嬉しいです。
乳がんって男性もなるの?
男性もなります。
しかし、発症率は低く、全体の1%程度と言われています。
早期発見方法、治療などについては前述の女性の場合と同じです。
しかし、男性の場合は、1つだけ注意しなければならないことがあります。
女性化乳房ってなに?
女性化乳房とは、思春期に多く発症する病気で、ホルモンバランスの崩れにより、女性ホルモンの分泌が盛んになり、胸が大きくなるというものです。
こちらも、乳がんと同じくしこりを感じるため、勘違いをしてしまう場合が多いそうです。
しかし、もしも思春期といえども、乳がんの可能性は0ではないので、異変を感じたら、医師の診察を受けることをおすすめします。
まとめ
今回は乳がんの早期発見方法や、治療方法、男性が乳がんになった場合について調べてみました。
小林麻央さんの件については非常に残念でなりませんが、これを機に、多くの人が乳がんに関する意識を強く持っていただけることを願っています。